敷金とはなんでしょう?
敷金とはあなたが大家さんに預けておくお金です。家賃の未払いや退去時の修繕・清掃費が発生した際に、その額を差し引かれて残りは返金されます。
決して紹介してもらった不動産屋に払うものではありません。(不動産屋が大家さんの場合は別ですが)。敷金は契約時にちゃんと、大家さんに渡されています。
民法で敷金とは、借り手の債務(家賃の支払い等)を担保するために、貸し手(大家さん)に渡すもので、賃貸契約終了時に借り手が債務不履行(家賃の未払い等)がなければ返金(全額返金とは書いていない)するもので、債務不履行があればその金額をいただきますと書いてあります。
テレビや雑誌等で『 退去時の修繕・清掃のどの部分が借主の負担なのか、大家さんの負担なのか 』と、敷金のトラブルについて取り上げられていました。
上記法律の様に『 具体的にどちらが負担するのか 』という項目が含まれていないのでトラブルが起こります。借りる方が退去する時に、高額な請求をされたらどうしようと、不安になるのも分かります。
予期せぬ出費は誰でも嫌ですからね。テレビや雑誌等の報道は偏りすぎ、必要以上に煽るのでなおさらです。一時収まってはいますが、またいつかこの問題が取り上げられる時がくると思います。
ただし偏った報道によって、大家さんも動揺してるケースがあります。誰もが取り上げられているような事をしている訳ではありません。
必要以上に煽られた結果、借りる方の中には「退去時に敷金から、いくら引かれるのか賃貸契約書に金額を書け!」なんていう方もいます。退去してから部屋の状態を確認するので、それはちょっと無理な話でいきすぎてます。
対策も練られているようですが、今のところ敷金は全額返金されるものではない、と捉えておけば間違いないでしょう。