部屋探しの条件の伝え方は?
不動産屋に入ると席に案内されて、担当の営業マンが来て条件を聞きます。この時に伝えますが、この最初に話す条件の伝え方が最も重要になります。
「普通に希望の条件を、言えばいいんじゃないの?」
多くの方がこう疑問に思うはずです。あなたもそう思いませんでしたか?
もし、このように疑問を感じられたなら、じっくり続きを読んでください。
まず『 あなたが自分の希望をそのまま伝えれば、担当の営業マンはなるべくその希望に近いものを探して紹介しようとする 』という事を頭に入れてください。
毎月の家賃はこれくらいなら払えると考えて、希望家賃を決めると思います。そして、そのまま毎月払える金額を担当者に伝えてしまいます。少し条件をつけて「○○万円ぐらいで、安ければ安い方がいいです」くらいだと思います。
しかし、本当は家賃が希望の金額より低くて、条件の良い部屋が見つからないかと期待しているはずです。はっきりとは言わないかもしれませんが、、
ここで思い出してください『 あなたが自分の希望をそのまま伝えれば、担当の営業マンはなるべくその希望に近いものを探して紹介しようとする 』でしたね?
もう少し詳しく言うと「あなたが自分の希望をそのまま伝えてしまうと、担当者は聞いた金額ぎりぎりか、少し低い程度の部屋を紹介しようとしてしまう」んです。
理由は、契約した物件の1か月分の家賃と同額が、仲介手数料として不動産屋の売上になるからです。
▼では希望より低い家賃の物件を、紹介してもらうにはどうしたらいいのか?
例えば、毎月家賃65,000円までだせるとして『 65,000円までで安いのがあれば、安いほうがいいです 』と担当者に伝えると、65,000円まで出せると頭に入ってしまいます。その金額が基準になってしまい、64,000円でも安いと担当者は感じるようになります。
それを避けるために、例えば「 50,000円台で、いい物件はないですか? 」と、最初に伝えましょう。
そんな言い方でいいの? と思うかもしれませんが、「50,000円台で、いい物件はないですか?」こう言われると、50,000円台の金額しか頭に入りません。
担当者は最初に聞いた金額を基準にして、あなたがどの程度まで家賃が出せるのか推測します。60,000円という金額を言われていないので、60,000円台という選択が意外なほど外れます。
■家賃が安く条件のいい部屋を紹介してもらうコツは、最初に希望の家賃より1つ前の『 ○○万円台 』と伝えることです。これで担当者の頭が○○万円台という金額で頭がいっぱいになり、高い金額の物件は紹介されにくくなります。思い切り活用してみて下さい。